2025年5月28日 21時47分
ダウ先物は小動き 楽観的な声も出始める 引け後にエヌビディアが決算=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:35)(日本時間21:35)
ダウ先物 42406(-4.00 -0.01%)
S&P500 5940.50(+6.25 +0.11%)
ナスダック100先物 21514.00(+53.50 +0.26%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きで推移している。前日の大幅高から本日は上げが一服してい状況。前日はトランプ大統領がEUに対する50%の関税を7月9日まで延期すると発表したことを材料に買いが強まっていた。
落ち着いたムードに市場からは、楽観的な声も出始めている。「市場は関税の混乱に端を発した最悪の状況を脱することができるとの期待を強め始めている。関税の混乱を消化し、その先に待っている規制緩和や企業の国内回帰の環境を見据えることが重要だ」という。
税制改革法案、税務上の即時費用処理、M&Aの機会拡大などを今後の期待を考慮すれば、関税後の環境は、投資にとって素晴らしい環境となるという。
一方、それまでに不確実性も存在し、7-9月期には景気減速を引き起こす可能性があるが、いまは関税後の環境を見据えるべきで、直近の変動に焦点を当てるべきではないとも述べている。
市場は引け後のエヌビディア<NVDA>の決算を待っている。アナリストからは「すっきりした内容にはならない」との見方も出ている。同社は、貿易や国家安全保障に関する緊張に巻き込まれており、その影響の全容はまだ、十分に把握されておらず、判断しにくいと指摘している。
なお、本日は午後にFOMC議事録の発表が予定されている。FRBは利下げへの慎重姿勢を強調しており、それを裏付ける内容になるとは思われるが、マクロ経済の不確実性が高まる中で、FRBが金融政策をどう検討しているかについて洞察を得ようとしている。
引け後の決算ではエヌビディアのほか、セールスフォース<CRM>、HP<HPQ>が発表を予定。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け時間外で大幅安。第2四半期の進行中の残存履行義務(cRPO)が予想を下回ったことが嫌気されている模様。アナリストは今回のガイダンスを慎重な見通しと捉えている模様。
スキーリゾート運営のベイル・リゾーツ<MTN>が時間外で大幅高。同社は前日引け後にカッツ氏のCEO再任を発表し、リンチ氏が同職を退任したと発表した。
クラウドコンテンツ管理プラットフォームのボックス<BOX>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ビリング(未収請求を考慮した売上高)も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。
百貨店のメーシーズ<M>が決算を受け時間外で上昇。直営ベース既存店売上高が予想ほどの減収を見せなかったほか、1株利益、売上高は予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正した一方、売上高の見通しは維持した。
(NY時間08:45)(日本時間21:45)時間外
オクタ<OKTA> 109.40(-16.10 -12.83%)
ベイル・リゾーツ<MTN> 168.50(+17.00 +11.22%)
ボックス<BOX> 34.57(+3.12 +9.92%)
メーシーズ<M> 12.55(+0.51 +4.24%)
アップル<AAPL> 201.23(+1.02 +0.51%)
マイクロソフト<MSFT> 461.65(+0.96 +0.21%)
アマゾン<AMZN> 206.39(+0.37 +0.18%)
アルファベットC<GOOG> 174.91(+0.93 +0.53%)
アルファベットA<GOOGL> 173.86(+0.96 +0.56%)
テスラ<TSLA><TSLA> 366.30(+3.41 +0.94%)
メタ<META><META> 643.00(+0.68 +0.11%)
エヌビディア<NVDA> 136.58(+1.08 +0.80%)
AMD<AMD> 115.69(+1.13 +0.99%)
イーライリリー<LLY> 730.00(+4.78 +0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42406(-4.00 -0.01%)
S&P500 5940.50(+6.25 +0.11%)
ナスダック100先物 21514.00(+53.50 +0.26%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも小動きで推移している。前日の大幅高から本日は上げが一服してい状況。前日はトランプ大統領がEUに対する50%の関税を7月9日まで延期すると発表したことを材料に買いが強まっていた。
落ち着いたムードに市場からは、楽観的な声も出始めている。「市場は関税の混乱に端を発した最悪の状況を脱することができるとの期待を強め始めている。関税の混乱を消化し、その先に待っている規制緩和や企業の国内回帰の環境を見据えることが重要だ」という。
税制改革法案、税務上の即時費用処理、M&Aの機会拡大などを今後の期待を考慮すれば、関税後の環境は、投資にとって素晴らしい環境となるという。
一方、それまでに不確実性も存在し、7-9月期には景気減速を引き起こす可能性があるが、いまは関税後の環境を見据えるべきで、直近の変動に焦点を当てるべきではないとも述べている。
市場は引け後のエヌビディア<NVDA>の決算を待っている。アナリストからは「すっきりした内容にはならない」との見方も出ている。同社は、貿易や国家安全保障に関する緊張に巻き込まれており、その影響の全容はまだ、十分に把握されておらず、判断しにくいと指摘している。
なお、本日は午後にFOMC議事録の発表が予定されている。FRBは利下げへの慎重姿勢を強調しており、それを裏付ける内容になるとは思われるが、マクロ経済の不確実性が高まる中で、FRBが金融政策をどう検討しているかについて洞察を得ようとしている。
引け後の決算ではエヌビディアのほか、セールスフォース<CRM>、HP<HPQ>が発表を予定。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け時間外で大幅安。第2四半期の進行中の残存履行義務(cRPO)が予想を下回ったことが嫌気されている模様。アナリストは今回のガイダンスを慎重な見通しと捉えている模様。
スキーリゾート運営のベイル・リゾーツ<MTN>が時間外で大幅高。同社は前日引け後にカッツ氏のCEO再任を発表し、リンチ氏が同職を退任したと発表した。
クラウドコンテンツ管理プラットフォームのボックス<BOX>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回ったほか、ビリング(未収請求を考慮した売上高)も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。
百貨店のメーシーズ<M>が決算を受け時間外で上昇。直営ベース既存店売上高が予想ほどの減収を見せなかったほか、1株利益、売上高は予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは1株利益の見通しを下方修正した一方、売上高の見通しは維持した。
(NY時間08:45)(日本時間21:45)時間外
オクタ<OKTA> 109.40(-16.10 -12.83%)
ベイル・リゾーツ<MTN> 168.50(+17.00 +11.22%)
ボックス<BOX> 34.57(+3.12 +9.92%)
メーシーズ<M> 12.55(+0.51 +4.24%)
アップル<AAPL> 201.23(+1.02 +0.51%)
マイクロソフト<MSFT> 461.65(+0.96 +0.21%)
アマゾン<AMZN> 206.39(+0.37 +0.18%)
アルファベットC<GOOG> 174.91(+0.93 +0.53%)
アルファベットA<GOOGL> 173.86(+0.96 +0.56%)
テスラ<TSLA><TSLA> 366.30(+3.41 +0.94%)
メタ<META><META> 643.00(+0.68 +0.11%)
エヌビディア<NVDA> 136.58(+1.08 +0.80%)
AMD<AMD> 115.69(+1.13 +0.99%)
イーライリリー<LLY> 730.00(+4.78 +0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース